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ノモンハン事件現地慰霊の旅 モンゴル・ノモンハン紀行

3.よもやま話

事前準備の成果・結果

  いろんな事を想定していろいろと準備をしていったが、これだけの準備で使用に全く縁が無かったのは、緊急時のサバイバル・セットとスコップぐらいである。今回は国境警備隊宿舎だったのでトイレにスコップは使用しなかった。また、雨に遭わなかったので濡れずに靴も大丈夫だった。
  蚊が1匹もいなかったので防蚊ネット、虫除けスプレー、蚊取り線香、かゆみ止め軟膏は全く使用しなかった。

  助かったのはスポーツドリンクである。ひどい下痢の際にはスポーツドリンクと、スポーツ時にブドウ糖を補給する為の錠剤(商品名;ザバス・エナジータブ)が大変有効だという事がわかった。

【ビデオカメラ・VTR】
  持参していって良かった。ただし、使い方がもうひとつだった。少しワイドで撮影しすぎたかもしれない。足元の草原の雰囲気は良く撮れていたが、視力で確認できる範囲の遠景が、画像では全くわからなかった。次回は多少望遠ぎみで撮影したいと思う。ただし、そうなると360度撮影するのに非常に時間がかかってしまう。また、滑らかにカメラを動かさなくてはならない。三脚に固定するなどの必要性が出てくると思う。また、丁度良い望遠は中途半端な位置なので毎回同じ望遠にあわせるのは難しいだろう。

【ASF100のフィルム】
  大成功と言っても良い。とにかくきめ細かく写っていた。36枚撮りフィルムは、バラ売りしかないので金額的に高くついたが、8本まとめての現像で多少安くついたようだ。それよりも連写でのフィルム交換の手間が少なくなるのが良かった。
  合計で288枚撮影した。現像は1本につき500円かかるので36枚撮り8本で合計4000円。同じ枚数を24枚撮りだと12本フィルムが必要になるので現像代は6000円。フィルム代は36枚撮り1本が489円なので3912円、24枚撮りが205円で2460円。
  合計:36枚撮り仕様で7912円、24枚撮り仕様で8460円かかる計算になりました。

【風景360度の写真】
  ある面では大成功であった。しかし、あまりの数の多さにどのように整理してよいのか??未だに未着手である。あまり手をつけないでいると撮影場所やつながりの記憶がわからなくなりそうだ・・・。

【モンゴル人の環境意識??】
  実は環境問題に関しては日本人の方が意識が高いのでは??と言うのが、今回私がモンゴルを訪れての感想である。トラックの荷台に揺られながらキャンディーを食べている時に気がついた事であるが、モンゴル人から見て日本人がキャンディーの包み紙をゴミ袋にしまい込むのは理解できないようだ。そんなもの草原に捨てちまえ・・・と言わんばかりにポンポンと車の外に捨てていた。当然の事ながら環境問題を言葉にするのもはばかられるような草原の広さである。私はと言うとキャンディーの包み紙は・・・きちんとポケットにしまいましたよ。